保育園の水筒にスポーツドリンクは「あり?・なし?」|持たせたいのけど保育園に断られた時の対応法も紹介

子育て

こんにちは、現役で保育士をしているハルステです。

暑い夏は、子どもの熱中症対策について気になりますよね。

保育園に子どもを預ける保護者の中には、

熱中症対策に保育園にスポーツドリンクを持たせたいけど、いいのかしら?

保育園にスポーツドリンクを持っていくことを断られたんだけど納得できない・・・

と感じておられる方も多いハズ。

私も実際に保育士として働いて、夏になると保護者から「スポーツドリンク」の持ち込みについて、時々質問されます。

私個人の考えとしては

保育園では、飲み物だけで熱中症対策をしているわけではないので、スポーツドリンクは基本的には必要ない

保護者が、どうしても必要と感じる場合は、保育園に一律での提供をお願いしてみては?

と考えています。

詳しく説明していきます。

スポーツドリンクだけで熱中症予防ができるわけではない

保育園に「スポーツドリンクを持って行かせたい」と言われる保護者の中には、

「スポーツドリンクを飲んでいたら熱中症にならない」

と、自分でも気づかないうちに思い違いをしているケースががあります。

気をつけたいことは、「スポーツドリンクを持っていくこと」が目的ではなく、「熱中症を予防する」ということが本来の目的であるはずということです。

保育園では、

  • 視診(子どもの健康状態の観察)
  • 検温
  • その日の気候や気温に応じた保育内容
  • 衣服の調節
  • 空調管理
  • バランスの取れた給食、おやつ
  • 午睡

などなど、水分補給以外にも、子どもが健康的に過ごせるように、様々な配慮をしています。

水分補給が、熱中症対策に有効なことは間違いありませんが、スポーツドリンクだけですべて完全に予防できるわけではないので、私個人的にはスポーツドリンクが必須だとは考えていません。

それ以上に、保育園にスポーツドリンクを持っていくことによるデメリットの方が大きいこともあります。

どのようなデメリットがあるのでしょうか?

保育園に水筒でスポーツドリンクを持っていくデメリット

スポーツドリンクによるカロリーの過剰摂取の危険

スポーツドリンクの代表的なポカリスエットには、500mlあたり、125キロカロリー含まれています。

これは、だいたい子どものお茶碗一杯分のカロリーです。

保育園の給食やおやつは、すべてカロリーや栄養素をすべて計算して提供されています。

スポーツドリンクを薄めて使用することもできますが、「子どもの糖尿病」が増えている状況を考えると、毎日日中に飲むものとしては慎重に考えたほうが良いかもしれません。

飲む量のコントロールが難しい

水筒で家庭から持ってくる場合、年齢にもよりますが、飲むタイミングは子どもたちにある程度は任せられているでしょう。

その場合、給食前にスポーツドリンクを大量に飲んで、給食が食べれなくなる状況というのは十分に考えられます。

スポーツドリンクを飲んで給食が食べれず、体力低下してしまっては意味がありませんね。

更に、必要以上に飲みすぎると、ペットボトル症候群になる危険性もあります。

ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英語: PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、みかんの缶詰やアイスクリームなどの糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ペットボトル症候群

このように、自分の運動量とのバランスをとりながら飲むことができない幼児に、自由に飲める形でスポーツドリンクをもたせることには危険も潜んでいます。

中毒の危険性

厚生労働省の以下のツイートが話題になっています。

スポーツドリンクと金属が反応して、金属が溶け出す危険性があるということです。

すべての水筒がそうなるわけではないとのことですが、水筒選びを家庭にお任せしている園としては、スポーツドリンクを入れて持ってくることを推奨できないでしょう。

それでもスポーツドリンクを飲ませたい場合はどうすればいいか

「それでも保育園でスポーツドリンクを飲んで熱中症予防をしてほしい!」という場合は何ができるでしょうか。

できることを考えてみました。

おやつのように保育園から全員に同じタイミングで飲ませてもらう

上記したデメリットは、「水筒で」飲む結果起こるデメリットです。

スポーツドリンクは熱中症予防には有効ですので、そのことを保育園に伝え、「外遊びをする前」などのタイミングで全員に園から子どもに飲ませることを提案してみてはいかがでしょうか。

この方法だと、

  • 摂取量をコントールできる
  • 適切なタイミングで飲めれる
  • 中毒の危険性がない

と上記したデメリットを打ち消すことができます。

さいごに:スポーツドリンクとうまく付き合っていきましょう

スポーツドリンクは熱中症予防に効果的で、「保育園に持って行かせたい」という保護者が感じられるのは自然なことだと思います。

熱中症予防はスポーツドリンクだけではありません。

「保育園での熱中症予防対策」について確認したり情報を提供し合ってみてはいかがでしょうか?

保育園も、子どもが健康に過ごせることを保護者と同じぐらい願っています。

お互いに手を取り合い、子どもにとってより良い結果となりますように。

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