「子どものお手伝い」に「お小遣い」を与える時には「アンダーマイニング効果」に気をつけよう【子どものマネーリテラシー教育】

子育て

子どものマネーリテラシー教育に、今とても注目が集まっています。

コロナ禍の中、ネット証券口座の開設数が急増しており、投資などの資産運用が一般的になってきています。

その中で、「子どものマネーリテラシー教育」に関心を持つ親も増えてきているからです。

私もその一人です。

私は、子どもが未就学児なので本格的にはこれからになりますが、今からどうすればよいのか考えているところです。

そこで、世間一般的に行われているように、「お小遣いを使う」ことがマネーリテラシー教育に有効であることは間違いないと感じています。

しかし、やり方を間違えると「子どもの心の育ち」にとって取り返しのつかないことになりかねません!

そこで、保育士をしながら子育て真っ最中の私が、

お手伝いによるお小遣い制を考えている親の方々

気をつけるべきポイント

お伝えします

それは、まさしく

です。

そもそも「子どものマネーリテラシー教育」とは?

マネーリテラシーとは?

マネーリテラシーとは、金融リテラシーとも言われ、SMBC日興証券のHPによれば、

リテラシー(Literacy)とは読み解く能力のことで、金融リテラシーとは金融に関する知識や情報を正しく理解し、主体的に判断することができる能力を指します。

SMBC日興証券株式会社HP 「初めてでもわかりやすい用語集」 より

とされています。

つまり、お金のことを知って正しく判断して使えるようになる力のことですね。

どうして子どもにマネーリテラシー教育する必要があるの?

今の親世代の中には、親からお金の話をあまり聞いて来なかったという人も多いのでは無いでしょうか?私もそうです。

お金の話はなんだか「タブー」のような気がしていました。

しかし、親が子どもの将来の年収に与える影響1(PDF)という発表論文によると、

親の所得の差は、(中略)将来の所得にまで影響を及ぼす。つまりは、親世代の格差を子どもが引き継ぐ格差の世代間連鎖が発生しているのである。

第1章 第1節「格差の世代間連鎖」より

とあり、親が子どもの年収に影響を与えることを示しています。

金銭感覚は親から子どもに受け継がれることは周知の事実であることもあり、親が正しいマネーリテラシー教育を子どもに行うことは当然なことと言えます。

更に、今後マネーリテラシーの有無による格差が広がるといわれていますので、子どもにも、しっかりと正しいマネーリテラシー教育を行う必要があり、そのニーズは拡大していくことと思います。

マネーリテラシー教育はとても注目されていて、子どもへの教育も今後広がっていく!

お小遣いがマネーリテラシー教育の第一歩

子どもにマネーリテラシー教育をしていく上で、子どもの「お小遣い」を使って教育してくことは自然なことです。

親が言葉でたくさんの知識を与えるより、子どもが実際に自分のお金を使って体験しながら学ぶほうが有効であることに間違いはありません。

そこで、「子どものお手伝い」の報酬として「お小遣い」をあげているという話をよく耳にします。

しかし、そこには大きな落とし穴がありますので注意が必要です。

「子どものお手伝い」→「お小遣い」=危険!?

「子どものお手伝い」に「お小遣い」を与える時に潜む落とし穴

どれくらいの家庭が「お手伝い」に「お小遣い」をあげているのか?その金額は?

落とし穴について考える前に、一般家庭では「どれぐらい」お手伝いに、「何円」お小遣いをあげているのか確認してみましょう。

日本生活協同組合連合会が行った「小中学生のお手伝いに関する調査」(PDF)によると、

お手伝いしたらおこづかいを「あげている」5人に1人

「調査結果のトピックス」より

とあります。その平均額は、

1回あたりの平均額114円

お手伝いした時のおこづかい学年が上がるほど金額も上昇傾向中学生では354円

「調査結果のトピックス」より

という結果でした。

なぜ親は子どもにお手伝いをしてほしいのか?

同じく、「小中学生のお手伝いに関する調査」(PDF)によると、

お手伝いを通じて身につけてほしいこと

1位「助け合いの気持ち」

2位「家族への想いやり」

「調査結果のトピックス」より

とあり、お手伝いを通して「子どもの心が育って欲しい」と願っていることがわかります。

これを読んで頂いている親の皆様も同じではないでしょうか?

アンダーマイニング効果に気をつけよう

アンダーマイニング効果とは?

前置きが長くなりましたが、ここで気をつけないといけない落とし穴ポイントである、「アンダーマイニング効果」について解説します。

Wikipediaによると、

アンダーマイニング効果またはアンダーマイニング現象は、内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、モチベーションが低減する現象である。例えば、好きでプレイしていたゲームに金銭的な報酬を与えられると、やる気がなくなってしまうなど。抑制効果ともいう。

アンダーマイニング効果 – Wikipediaより

とあります。

お小遣いをあげていると、子どもが手伝いをしなくなる危険性がある

上記したように、親は子どもに手伝いを通して「助け合いの気持ち」や「家族への想いやり」が育って欲しいと願っています。

そして、子どももその心が育ってきているとします。

そこで、親が「お手伝いをしてくれたから、はいどうぞ。」とお小遣いを上げてしまうと、お手伝いをする理由が「お金をもらうこと」になります。

その結果、「お金もらえないならやらない。」ということになる恐れがあります。これは、そう考える子どもが悪いのではなく、自然で当然なことなのです。

これでは、親が子どもに育てたいと考えている、「助け合いの気持ち」や「家族への想いやり」は育たないことになります。

アンダーマイニング効果により、子どもがお手伝いをしなくなり、親が育てたいと思っている子どもの心も育たない危険性がある!

結論:どうやってお小遣いをつかってマネーリテラシー教育をするか

子どものマネーリテラシー教育については、正しい方法については確立されておらず、今でも様々な議論がされているのが現状です。

しかし、子どもの成長は待ってくれませんし、「わからないから何もしない」ということもできません。

そこで、私ならこうするというというやり方を紹介しますので、よかったら参考にしてください。

我が家のマネーリテラシー教育3か条(予定)

  • 当たり前にしてほしい手伝い(家事)については無報酬
  • それ以外の労働(手伝い)に対しては少額の報酬
  • 定期的手持ちの金額に応じて利息を支給

というルールを検討しています。

3つ目は複利の効果を実感して欲しいという気持ちから入れています。

各ご家庭で話し合ってみてはいかがでしょうか?

おわりに

マネーリテラシーは学校や保育園では、現状ではほとんど学ぶことができません。

家庭でしか、親にしかできない教育とも言えます。

私達親は子どもの将来の幸せのために、アンダーマイニング効果に気をつけながら、子どもの心を育て、しっかりとお金の事も正しく教えていきましょう。

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