幼児期に自己効力感の育ちが必要な理由【幼児教育最大のポイント】

保育観・保育ネタ

自己効力感とは

ある行動をやり遂げることができると、自分を信じる力

つまり

どんな問題にぶち当たってもくじけずに乗り越えようとする力

のことです。

 

「自己効力感」が幼児期に大切だとよく聞くけど、

実際のところどうして大切なんだろう?

この記事では

  • なぜ幼児期に自己効力感を育てる必要があるのか
  • 子どもに自己効力感がなぜ必要なのか
  • ということを紹介していきます。

自己効力感を高めるなら幼児期が最適

自己効力感を育てるには幼児期が最適だと言われています。

その理由は自己効力感の育て方にあります。

自己効力感を提唱しているバンデューラ(Albert Bandura)によると4つあると言われています。

自己効力感の高め方

  1. 成功体験
  2. 代理体験(他人の成功を近くで体験する)
  3. 言語的説得(周りの人からの応援)
  4. 生理的・情動的喚起(元気ってこと)

大人になると成功体験を積み重ねたり間近で見たり、他の人から応援されたり、自分の体調を管理することが難しくなります。

幼少期だと

  • 成功体験

遊びの中で成功体験を感じるチャンスが多い(積み木を重ねることができた)

  • 代理体験

友達の成功体験を間近で見ることができる(〇〇くんが逆上がりできた)

  • 言語的説得

周りの大人が励ましたり認めたりしてくれる(親や先生)

  • 生理的・情動的喚起

仕事で残業や、多忙で不摂生ということがない

という理由で自己効力感を高めやすい環境だと言えます。

では、どうして自己効力感が現代の子どもたちに必要と言われているのでしょうか?

幼児期に自己効力感が必要な理由

現代において、幼児期に自己効力感を育てることが重要だと言われているのは、

子どもたちの将来を見通すことができないからです。

子どもたちの将来と自己効力感に関係があるの?

「子どもたちの将来」と「自己効力感」にはとても重要な関係があります。

子どもたちの将来はどうなっていくのか

今の子どもたちが生きていく10年度、20年後の社会はどうなっているのでしょうか?

文部科学省によると

  • 将来の変化を予測することが困難な時代
  • 自らの生涯を生き抜く力を培っていくことが問われる
  •  2030年には、少子高齢化が更に進行
  • 日本の国際的な存在感の低下も懸念
  • 先を見通すことがますます難しくなってきている
  • 子供たちの65%は将来、今は存在していない職業に就くとの予測
  • 今後10年~20年程度で、半数近くの仕事が自動化される可能性が高い
  • 2045年には人工知能が人類を越える「シンギュラリティ」に到達するという指摘
  • グローバル化、情報化、技術革新等といった変化は、(中略)全ての子供たちの生き方に影響する

文部科学省HP 2030年の社会と子供たちの未来より

文部科学省でさえ、

「どうなるかぜんぜんわからんわ」

と言っているのです。

世界情勢や、技術革新の専門家集団ですらわからないのですから、我々一般人がわかるわけはありませんね。

今の大人が子どもたちにできるのは「自己効力感」を育てること

「将来を見通せないこと」と、「自己効力感」にはどういう関係があるの?

将来が見通せないということは、「大人が子どもが将来直面する問題の答えを用意しておいてあげることができない」ということです。

これからの子どもたちは、自分で自分の人生を歩んでいく力が必要になるのです。

今の常識だと、「いい大学に入っていい会社に就職する」というのが王道ルートされており、それをめざして子どもを教育する親はとても多いです。

しかし、現実として

  • 大企業での次々とリストラ(早期退職優遇制度)の実施
  • トヨタ社長の「終身雇用は難しい」発言
  • 大企業に就職しても幸せになるわけではない

という事実があり、現代においても「いい大学→いい会社」というレールが幸せに続いているという保証はなくなっています。

今後、更に不確定要素の多くなっていく世の中を生きていく子どもたちは、自分で自分の幸せを見つけてそれに向かって自分で歩んでいくということが必要になってきます。

これから起きる問題は前代未聞なことばかり

子どもたちが、将来生きていく社会はきっと前代未聞な問題ばかりなはずです。

  • この世でだれも経験したことのない「少子高齢化」
  • この世でだれも経験したことのない「産業革命」
  • この世でだれも経験したことのない「大災害」

などなど、「この世でだれも経験したことのない何か」が次々と降り掛かってくるはずです。

その時に、

もうダメだ・・・

誰にも解決方法教えてもらってないからわからないよ~

と言っていても何も始まりません。

きっと乗り越えれるはず!みんなでがんばろう!

という気持ちで一つひとつをクリアしていかないといけないのです。

その力こそが自己効力感なのです。

ある意味無敵で最強の力ですね。

まとめ:将来が見通せないからこそ自己効力感を育てよう

これからの子どもたちは、将来が見通せない世の中を生きていくことになります。

そのため、今の大人たちは起こりうる問題を先読みできませんし、解決する答えを用意しておくこともできません

しかし、「どんな問題にぶち当たってもくじけずに乗り越えようとする力」は育てることができます。

それこそが「自己効力感」なのです。

その力こそが、今の大人が子どもたちにできるできる、唯一にして最強のプレゼントになるはずです。

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